時間差で文字で浮き出てる年賀状

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今回お話ししたいのは、妹が男友達からもらった年賀状のことです。

妹とその男友達は仲が良く、よく他の子も交えて四人で遊びに行く仲でした。

その仲は、中学生から高校生、大学生になった今も続いています。

妹曰く「あいつに勝る変人に出会ったことはない」という、ちょっと変わった子でした。

ある年。
そんな彼から送られてきた年賀状を見て、妹が声を上げました。

「なん……だと……!?」

その年賀状の裏面は、白紙でした。

あけましておめでとうの言葉一つ書いてありませんでした。

しかし、妹は慌てることはありませんでした。

「あいつらしいわ……」と言いながら、年賀状をフォルダーにしまっていました。

どんな子なんだよ、一度会ってみたいな、と私は思いました。

そして、その年の年末。

その年に年賀状をくれた子の連絡先を確認するため年賀状を一枚一枚確認していた妹が、声を上げました。

「姉さん、見て……!」

何だ何だと見に行くと、そこには、その彼からの年賀状があり、そしてそこには「あけましておめでとう!今年もよろしく!」と。

うすぼんやりした文字で、メッセージが浮かんでいました。

そう、彼は、どういう方法を使ったのかはよく分からないけれど、年賀状の文字が、時間が経ってから浮かび上がるようにしていたのです。

私と妹は大笑いでした。

確かに、妹が言う変人っぷりに相応しい年賀状です。

これが私が今まで見た年賀状の中で、いちばん衝撃的な年賀状のお話でした。

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